【第2回】今、なぜ「資産形成・活用」が大切なの?②
2020.03.19
日本は「人生100年時代」といわれる、過去に遭遇したことのない「超高齢社会」を迎えています。「人生100年時代」では、一個人の人生において「健康で活動できる時間」が長くなり、ライフスタイルや仕事、社会への取組みスタンスも多様化する時代が到来すると考えられています。
たとえば、「仕事」の面で考えると、新しい職種とスキルがあらわれ、働き方の多様化が進む、といった兆候は、すでにいくつもの業種において副業・複業が解禁されてきたことや、「ギグワーク」と呼ばれる個人事業主的な働き方(例:ウーバーなど)があらわれてきたことからもうかがい知れます。「人生100年時代」、それは人生における「可能性」が広がり「選択肢」が広がる時代の到来とも考えられます。
多様な選択肢が広がる「人生100年時代」では、
①学び期間の延長
②学び直し新たな仕事に就労
③仕事のペースを落とし社会貢献活動等に従事
など、リカレントな教育と新しいステージが複数回、あらわれてくる、これが、「人生のマルチステージ化」と呼ばれています。
「マルチステージ化」により、個人が「どんなことをしたいのか」「誰と一緒にしたいのか」「その実現のためにどうすればいいのか」を主体的に考えることがより一層重要になってきています。様々な選びえる可能性の中から自分にとって(そしてパートナー達にとって)進むべき計画を立て共有していくことが、これまで以上に大切なことと思われます。