【第66回】

NISA制度(少額投資非課税制度)について詳しく!②
(つみたてNISA)

2022.07.20

NISA制度(少額投資非課税制度)について詳しく!② <br>(つみたてNISA)

つみたてNISAとは?

 今回のコラムでは、つみたてNISAの制度についてご紹介したいと思います。つみたてNISAの概要は【図表1】の通りです。

図表1 つみたてNISAの概要

 つみたてNISAは年間の投資非課税枠は40万円と一般NISAに比べると少額にはなりますが、非課税期間は最長20年間設けられています。また、投資可能商品は「一定の条件を満たした投資信託のみ」となっています。この一定の条件には、「販売手数料は0円で信託報酬も低く設定されている」こと「頻繁に分配金が支払われない」といった項目が定められています。現在、世の中には投資信託だけでもおよそ6,000本ありますが、このつみたてNISAの対象となっている銘柄は183本(2022年4月26日時点)です。ですので、例えば投資を始めたばかりでどこから探し始めたらよいか悩んでいらっしゃる方やお仕事等が忙しくたくさんの銘柄を比較して探すのは大変といった方は、このつみたてNISAを利用し、この銘柄の中から投資対象を選択するのも一つの方法かと思われます。

一般NISA、つみたてNISAどちらがいいの?

 1年毎に一般NISAかつみたてNISAかを選択することができます。では、世の中の人はどちらの口座を選択されている方が多いのでしょうか。

図表2 一般NISA、つみたてNISAの口座数推移(2019年12月~2021年12月)
図表3 年代別のつみたてNISA利用口座数推移(2019年9月~2021年9月)

 制度のスタートが一般NISAの方が4年ほど早かったこともあり、総口座数としては一般NISA口座の方が多くなっていますが、伸び率としてはつみたてNISAの方が高くなっています。また特に20代、30代のつみたてNISA口座数の伸びは他年代に比べても目覚ましく、非課税のメリットを享受しながら、長期・積み立てで資産形成に取り組もうとする姿勢がうかがえます。
 しっかり“優遇制度を活用“することで、よりスマートな資産形成に取り組めると思われます。是非、本コラムをご参考にしていただければと思います。


  • ※投資信託についてのご注意事項はこちらをご確認ください
  • ※NISA制度(少額投資非課税制度)・ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)およびNISA口座・ジュニアNISA口座についてのご注意事項はこちらをご確認ください
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